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団地の花壇にすずらん。
小さなお花。
今日は書類出しで、東税までドライブ。
義父には地下鉄1本で行ける道庁別館と市税事務所へ行っていただいた。
帰り道、ダンナが寄りたいお店があるというので、私は近くをお散歩。
濃い紫色のライラック。
いい天気の1日。
先っぽだけ色が濃いライラック。
今日で仕事が一段落した。
仕事が忙しい間は忘れられている悲しみも、明日からどうなるんだろう。
義父もダンナも、まだ信じられない気持ちのほうが大きくて、義母は遠くへ旅行にでも行っているような感覚でいるようだ。
私も、その感覚に近いかもしれない。
忘れたわけではなく。
あの日のことを思い出さないようにしているだけで。
「これが好きだったね」
とか
「こういうときは、母さんならこう言うな」
とか、そんな話をしている。
あの日、電話で義父から
「母さんが変だ」
と呼び出され、急いで義父母宅へ向かった。
呼びかけても義母の反応はなく、救急車がなかなか来なくて、義父が再度電話した。
「お義母さん!」
と呼びかけたら、うっすらと左目を開けたような気がして…。
義父もダンナも私も、何度も何度も呼びかけて。
救急隊の電話の指示で心臓マッサージ。
私は何度も義母の胸を押した。
そのそばで、ダンナが
「もう冷たいんだよ、父さん…」
と、悲しげにつぶやいたのが忘れられない。
救急車で運ばれていく義母、一緒に乗り込んだ義父。
ダンナと車で病院へ向かう中、ダンナの祖父母に
「どうか、まだ連れて行かないで」
と祈り、
「大丈夫。きっと間に合う」
と言い聞かせて。
前日の母の日には普通に話もして、一緒に買物にも行って。
元気だったのに…。
少しは気持ちの整理ができたような気もするけれど、まだ、義母を知る人に会った時、あの日の説明を求められたら、泣いてしまう自分がいる。
ダンナも義父も同じだ。
いつか、時が癒してくれるのだろうか。